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 引きこもりは、きちんとした手順を踏めば、家庭内で解決できます。

なぜ、お子さんのひきこもりが解決出来ずにますます悪くなっていったのかを説明しましょう。

ニート的ひきこもり相談例

ニート的ひきこもり相談例






今回、HPを閲覧してご相談させて頂きたくご連絡しました。
私(35歳)には弟(29歳)がおり、長期にわたり未就(引きこもり状態で悩んでおります。

以下、私もこの春まで東京で16年間一人暮らしだったため、母からの話をもとに、これまでの経緯と状況をお伝えします。
(長文になりますがご容赦ください)

さかのぼる事10年前・・・
弟は一浪後、19歳で大学入学後、一人暮らしを始めたものの、1年目の途中より、いつしか大学に行かなくなり、アパートで引きこもり状態になりました。
大学から、「授業に来ていない」との連絡が実家にあり、両親は慌てて様子を見に言ったところ、引きこもり状態の弟を発見。
危機感を感じた両親は、弟のアパートを引き払い一旦実家に引き戻すことにした。

それからというもの実家からは大学に通うことにしましたが、実際は行かず、行く気のない弟は実家の部屋に引きこもる事になりました。

原因はわかりませんが、「自分が希望する大学ではなかった、想像と違った」などを口にしていたそうです。それから数年休学が続き、復学のチャンスがある期間が切れる最終年に、家族からの説得から復学し、大学3年、4年と単位取得のため実家から通うも、最後の卒業研究の発表をドタキャン、また引きこもる事になりました。

口癖は、「幼少のころ、サッカークラブの練習に毎日、嫌だったのに母に行かされた、大学も希望ではないところで嫌だったのに行かされた・・」
と、自分の人生に対する被害コメントばかりでした。

その後、母親が「市のサポートステーション」の存在を見つけ、
弟自身も2回通ったところ、短期バイトを始めることになりました。

そして大学だけは卒業する気になり、卒業研究にあたり、少しでも本人がなじみのある選考に変更し、なんとか卒業することになりました。
(2013春)

卒業後、その勢いで就職活動に入ることを期待した家族でしたが
再び自宅に引きこもり。
翌年夏、父が癌で他界、他界後、少し就職活動をする様子が見えたものの、再度引きこもり。

お葬式の時、いつも無表情で家族に対して会話をしようとしない弟が涙を流し「僕は何もできなかった・・・」とつぶやいていたことを私は記憶に残っています。葬儀後2か月して

家族のたいへんな状況にもかかわらず何もしない弟に対して、実家で同居する31歳長女(弟の姉)が弟へ「いいかげん働け!」と口論になり、長女に暴力をふるい、長女は入院状態。

この状況を経て。仕事どころではなくなった私は東京から地元の関西へ仕事を変え戻ってきました。(現在同居中で半年がたちました。)

実家に私が戻ってからの弟の状態は、昼間は自宅の部屋でインターネットをしているか、夕方にテニスラケットをもって壁打ちを一人でしに行く、休日は趣味のサイクリング自転車に乗って、テニスの試合やサッカーの試合を大阪や遠方まで見に行ったりしています。

肉体的にきついパートで疲労の母を気にしてか、風呂掃除をし、自分が食事した食器は自分で洗っています。
(補足:弟さんには一切収入がありません。小遣いなども渡していません)


10年近くに及ぶ弟のこの状態、何とかしたいがなすすべもなく疲労困憊の母と長女。
最近では少しでも働け!と言った言葉をかけると、弟は怒り出し、
食器を壊したりするので、もう誰も強く言えなく、放置状態です。

改善するパワーがあるのは
実家に戻ってきたばかりの私のみかと思っております。


振り返ると、(補足:相談者様がこのHPを熟読した結果気が付いたこと)
これまで長男である私に母親がやってきたことを、私はそつなくこなし、サッカーしかり、大学しかり、就職しかり、それなりにやってきました。それを弟にも同じ期待をした母が強要したことが、弟の被害者コメント、人生をすべて否定につながったのかな、と思います。

弟は、本当はすごく心優しい性格です。小学校低学年までは、家族で一番おちゃらけた三枚目役な性格で友達も結構いたような記憶があります。

しかし、弟の心には家族や私のいう事は何も響かない状態です。
母へのみ時々話をするそうです。

書籍購読や相談センター等へ出向いたり、母はいろいろやってきましたが大きな効果なし。


そんな中、インターネットで私が御社のHPを見つけ、記載内容に感銘を受けました。母親へもPCが使えないのでプリントアウトして見せました

何か手掛かりがつかめますかね・・・

相談者様は、こんな状態で本当に解決できるのしょうか?
と言うお気持ちのようですが、皆さんはどう思われますか?

これは、「外出が出来る事」「病んでいる様子がない事」から典型的なニート的引きこもりの例で、解決が難しいケースではありません。

「現状がひどいから解決出来ない」という訳ではないです。

ニート的ひきこもりの解決で重要な事は、本人の思いを汲んであげる事、主張を認めてあげる事です。

相談者様には、解決のためのキットを購入していただき、引きこもり解決
について論理的に勉強してもらい、解決の準備をしてもらいました。
キットについては、のちにご説明します。


2月5日
 ○○です。昨日キットが到着し、本日、すべて読み終えました。
母はまだ途中です。キットの通りでした。改善すべきだなと思うところが多々ありました。母も認識しております。


まず、キットを使って、ひきこもりの原因となったであろう事を探してもらいました。(ひきこもり原因の特定は、当事者である親御さんだけでは難しく、客観的な視点が必要なので、キットを使って第三者的な視点で行う方が確実になります。)

そして、今後そのような事を2度と繰り返さないように念押しをしました。

2月8日
○○です。具体的なご提案頂きありがとうございます。
母も本日キットを読み終えたようなので、明日以降、本メール内容を共有させて頂きます。
以下、ご提案内容について感じたことをコメントさせてください。

 
1,2については、母に実行してもらいます。

以前から、サポートステーション、勉強会、書籍などで教わった事で、普段から洗濯物をしてくれたときや洗い物、ご飯、お買い物などでの時には、「ありがとう」と言っています。
 
また、自転車で出かけるコースの話やテニス、サッカーの話も質問するようにしていますが、特にこれと言った変化はありませんでした。

1、2のフェーズがクリアできていないからですかね・・・。母に共有します。


実はこのメールの中に引きこもりが今まで解決できなかった理由があります。

実は、サポートステーション、勉強会、書籍などで教わった事で、普段から洗濯物をしてくれたときや洗い物、ご飯、お買い物などでの時には、「ありがとう」を言う事は、社会的ひきこもりに対しては有効な自信回復法なのですが、このケースは、ニート的ひきこもりなのでこの事が、逆にひきこもりを悪化させる原因になっています。


それは、1,2をやらない限り(ひきこもり原因への言及、とお詫び)

どんなに本人に、感謝したり、ほめたり、話題を振ったりしても、
それは、本人にとっては、ただのご機嫌取りにしか感じられず、
何かを押し付けるための下準備にしか受け取られません。
そのため本人は、警戒し、さらに家族を避けるようになります。


親御さんは状況を良くしようとさらに頑張って、感謝したり、
ほめたり、話題を振ったりを続けますが、
そのこと自体が状況を悪くしていることに気づいていません。


それが重なる事で、本人は耐え切れなくなり。暴言、暴力へと発展することもあります。
また、反対に居心地がよくなり、親が引きこもりを認めてくれていると勘違いして、ひきこもりを続ける要因となっている場合もあります。

親御さんから見ると「頑張って解決の努力をしているのに、
状況ばかりが悪くなっている。もう手が付けられない」
という事になるのです。


残念ながら、勉強会、書籍、公的窓口、カウンセラー等は、
まだひきこもりを1つのものとして考えています。

その為相談しても「ああすればいい」「こうすればいい」
位の答え(対処)しか出せません。

それぞれのケースに合った根本的な解決には至らないのが現状です。

相談者様の引きこもりの状況が、なぜそうなっていたのかが、今わかってもらえたと思います。皆さんも同じような状況ではないでしょうか?

相談者様には、そのことをお伝えしてから、
解決のスイッチ1,2を押してもらうようにお願いしました。




2月22日
先生のアドバイスを頂き、母にも共有しました。
1週間前に、1,2を母から実行しました。

幼少のころ無理やりサッカーへ行かせたこと、大学進学や卒業について母の対応が申し訳なかったことについて謝罪し、もうこのようなことはしないと、話したそうです。

弟のその時の対応は
「もうそんなことはどうでもいい」
との回答だったとの事。
補足:この回答を文字通り「気にしていない」と受け取らないようにしてください。その場ではそうとしか言葉が浮かばなかっただけです。

 それからは、大きく変わりはありませんが、時々テニスの話題で夕食時に話をふると、わりと話すことがあります。
(今までは、返事のみだったのですが・・・・)

→ 謝罪があったので、警戒する必要がなくなったのでしょう。
少しずつ心を開いてくると思います。


*意識的に部屋でご飯を部屋にもっていって、こもって食べないように
最近は夕食メニューとして鍋を頻繁にしています。

先日、私の休暇日に、弟から「大阪までの電車の通気定期を貸してほしいと言ってきました。」大阪の先でテニスのプロの予選試合を見に行くとの事でした。
(定期エリアから先の、乗り継ぎ料金は、母から小銭をもらっていました
「ありがとうございます」と母に言ったそうです。

少し変わったのでしょうかね、多少話すことで。

*定期を借りたのは最近で2回目です。
補足:それ以前は、お金がないので弟さんは大阪まで2時間かけて自転車で出かけていたそうです

ただ、相変わらず普段は部屋でインターネット生活のままです。

表面上では、わかりませんが、親御さんが1,2を行ったことで
(本人と対等に、きちんと向き合い、過去の件について謝ってあげた事で)本人の気持ちに変化が起きているはずです。

1,2を行うと、ほとんどの場合(学生以外)本人は
「いまさらそんなことを・・」「そんなことはどうでもいい!」
「もういい!」などと言いますが、内心は(わかってもらえたと)
ホッとしているはずです。


ニート的ひきこもりの目的は、
親に苦しかった思いを分かってもらう事です。
そのため、
親御さんが1,2を行えば、もう引きこもる理由がなくなります。


しばらくは、外見は以前と変わらないように見えますが、内心は変化が起きています。目的のないひきこもりに飽きて来ますので
何かしら行動を起こすでしょう。1月ほど待ってあげて下さい。

本人が何かを言って来たりするまでは、普通に接して下さい。
あせって様子を覗き見たりしないでください。
本人が行動しずらくなります。ここからは信頼が必要です。

ここで焦って、本人に「〜してみたら」等と言うと、
また親からの考え方の押しつけに取られてしまいます。

そうなると、「あの謝罪は口だけだった」ことになりますので、
親御さんの信頼が失われ、また振り出しに戻ってしまいます。

今度は、さらにかたくなな引きこもりになります。



2月29日
その後の状況について共有致します。

ここ最近ですが、昔やっていたネットオークションをまたやり始めて、
不要な物を売却して小銭を稼ぐようになりました。


さらに、昨日ですが、なんと久々のバイトに行きました。
以前やったことのある日雇い引っ越しバイトです。

しかし、喜ぶのもつかの間でした。早朝から出かけて、夜遅く帰宅して母に話した内容は以下です。(私は不在でした。)

帰宅次第、怒りの発言をしていました。
 
・当日引っ越しバイトで一緒だったのはみんな若い学生ばかりでチャラチャラしている
・ボクは片道2Hかけて遠くのクソ県立大学まで通ったのに、みんな近所のいい私立ばかりの奴らだ
・奴らをみんな殺したい
・僕は一生アルバイト生活なのかな・・・
などなどいっぱい怒りを母にぶつけたそうです。
 
母は、悪かったなあ・・・としか言えませんでした。
今後もフォローも含めどういった対応をすればよいのでしょうか。
ちなみに、本日も日雇い引っ越しバイトに朝から出かけています。

 
よろしくお願いいたします。
 

相談者様は、母親を気遣い、本人の怒りの発言の方に驚いておられるようですが、本人自らアルバイトに出かけたことで、この件は解決したと考えていいでしょう

バイト先での事を悪く言ったのは、引きこもりになる子の性格によるものです。引きこもりになる子は、もともと被害者意識が強く、何でもないことに怒りを感じる(感受性が強い)のです。そのためコメントも過激です。

この場合も、一緒になった学生と自分の過去の不遇を勝手に結び付けて怒っています。普通の人ならそんなことは考えません。

また、お母さんは、すでに謝罪をしており、もう謝る必要はないのですが、しばらくは「すまないね」と、相手に合わせていてください。
(お母さん自身がこれ以上反省する必要はありません)

本人は、母親になだめてもらいたいのです。
「よしよし、いい子いい子」みたいに、だからお母さんには、次にそのようなことがあったら、よしよしと言って頭をなでたり、背中をさすったりしてあげて下さい。子供の頃にしてもらえなかったのでしょう。


このケースでは、引きこもり原因と母親が一緒の為、母親に向かって暴言を発しているようにとられますが、本人の中では引きこもり原因の事はすでに終わっているので、母親に「こんなやつがいたんだよ」と、話を聞いてもらいたいのと、なぐさめてほしいのです。
ですから「そうだね」「そうだね」と
しばらくは否定しないようにしてください。


否定してしまうと、引きこもっていた時のように、親に
考えを押し付けられていると思い込んでしまい、解決が後退します。


このケースでは、怒りの翌日もアルバイトに出かけていますので
単なる仕事上の愚痴だと考えていいと思います。
アルバイトを続ければ、
そのうち世間慣れしてきて言わなくなると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後、本人は休むことなくアルバイトに出かけているそうです。
また、相談者様は、以前からお付き合いのあった方とめでたくご結婚され、弟さんも祝福してくれたそうです。
(以前は弟さんのひきこもりが結婚の障害になっていたそうです。)


解決のスイッチを押して解決まで、約2週間でした。

このケースが短期間で終わったのは、
1、相談者様が、母親でなくお兄さんだったので、
  客観的に落ち着いて解決の経緯が見れ、母親をサポート出来た事


2、本人の主張がはっきりしていた事(本人が口に出していた事)

3、本人に恐怖症がなかった事、外出に慣れていた事
(完全に家に閉じこもっていなかった事)

4、以前にアルバイトの経験があった事です。
  アルバイト経験があったから、すぐに社会復帰が出来たと言えます。

新卒学生と同じような就職活動は出来ませんが、自分が生きるためのお金を自分で稼ぎ出していますので、自立できたと言えるのではないでしょうか。多くを期待するとそれがまた押しつけになります。

今はアルバイトでも、まじめに働けば、いくらでもチャンスはあると思います。その後の人生は自分の選択と力で進んでいけるでしょう。



このケースでは、10年に及ぶ引きこもりが、約2週間で解決しました恐らく本人も、ひきこもりが10年にもなってしまい、「さすがに自分でもどうにかしなくては」と思っていた矢先に、解決のきっかけが来たのだと思います。スムーズに解決しました。

残念だったのは、あと半年早く、相談者様がこのHPに気付いていれば
東京の会社(おそらく一流企業)を辞めずに済んだ事でした。



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